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裾短
ふりがな文庫
“裾短”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すそみじか
76.5%
すそみじ
23.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すそみじか
(逆引き)
衣服もここらの在所の女房たちが着る粗末な物と変らないのを
纒
(
まと
)
っていた。
裾短
(
すそみじか
)
に
括
(
くく
)
っている
山繭
(
やままゆ
)
の腰帯もそれも自身の手織りなのである。
日本名婦伝:大楠公夫人
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
多磨太は
白薩摩
(
しろさつま
)
のやや汚れたるを
裾短
(
すそみじか
)
に着て、紺染の
兵児帯
(
へこおび
)
を前下りの
堅結
(
かたむすび
)
、両方
腕捲
(
うでまくり
)
をした上に、
裳
(
もすそ
)
を
撮上
(
つまみあ
)
げた豪傑造り。
黒百合
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裾短(すそみじか)の例文をもっと
(13作品)
見る
すそみじ
(逆引き)
袖口だけに
刺繍
(
ぬい
)
のある
裾短
(
すそみじ
)
かな
繍
(
ぬい
)
の
上
(
う
)
わ
着
(
ぎ
)
、
洒落者
(
しゃれもの
)
とみえて、
黒紗
(
くろしゃ
)
の
卍頭巾
(
まんじずきん
)
には、
紅紐
(
べにひも
)
で
結
(
ゆ
)
ッた
髷
(
まげ
)
が紅花みたいに透いてみえる。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
裾短
(
すそみじ
)
かで
袖
(
そで
)
は
肱
(
ひじ
)
より少い、
糊気
(
のりけ
)
のある、ちゃんちゃんを着て、胸のあたりで
紐
(
ひも
)
で
結
(
ゆわ
)
えたが、一ツ身のものを着たように出ッ腹の太り
肉
(
じし
)
、
太鼓
(
たいこ
)
を張ったくらいに
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
裾短(すそみじ)の例文をもっと
(4作品)
見る
裾
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
短
常用漢字
小3
部首:⽮
12画
“裾”で始まる語句
裾
裾野
裾模様
裾長
裾捌
裾廻
裾前
裾分
裾端折
裾濃
“裾短”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
幸田露伴
泉鏡花
吉川英治
三遊亭円朝
柳田国男
寺田寅彦