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裾前
ふりがな文庫
“裾前”の読み方と例文
読み方
割合
すそまえ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すそまえ
(逆引き)
外部では
握
(
にぎ
)
り
拳
(
こぶし
)
で続けさまに戸をたたいている。葉子はそわそわと
裾前
(
すそまえ
)
をかき合わせて、肩越しに鏡を見やりながら涙をふいて
眉
(
まゆ
)
をなでつけた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
君江は黙って、暫くの間老人のなすがままになっていたが、やがて静にベンチから立上り着物の
裾前
(
すそまえ
)
を合せ、
鬢
(
びん
)
を
撫
(
な
)
でながら、「すこし歩きましょう。」と連立って石段を降りる。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
ほんのり上気した額に、おくれ毛がへばりついて、乱れた
裾前
(
すそまえ
)
吐く息も熱そうだ。
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
裾前(すそまえ)の例文をもっと
(4作品)
見る
裾
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“裾”で始まる語句
裾
裾野
裾模様
裾短
裾長
裾捌
裾廻
裾分
裾端折
裾湯
“裾前”のふりがなが多い著者
有島武郎
林不忘
永井荷風