“すそまえ”の漢字の書き方と例文
語句割合
裾前100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葉子は裾前すそまえをかばいながら車から降りて、そこに立ちならんだ人たちの中からすぐ女将おかみを見分ける事ができた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
あわせ袖口そでぐち裾前すそまえから静に夜風の肌をでる心持。
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
部屋へやの中の暖かさに引きかえて、湿気を充分に含んだ風は裾前すそまえをあおってぞくぞくと膚にせまった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)