“洒落者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゃれもの76.7%
しやれもの16.7%
しゃれもん3.3%
みやびをとこ3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みぞの底の汚泥をつかみ出すのは世態に通じたもののすることでは無い、と天明度の洒落者しゃれものの山東京伝はったが、秀吉も流石さすがに洒落者だ。
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
しかしさう云ふ最後の日までは、やはり先の切れた尾を振りながら、あの洒落者しやれもののブラムメルのやうに、悠々と泳いでゐようと思ふ。
動物園 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
馬鹿にしちゃアいけねえ、本当だと思ってたのに洒落者しゃれもんだね、田舎者だって迂濶うっかりした事は云えねい……えゝ其方そちらの隅においでなさるお方、あなたは何ですかえ、矢張お医者さまでごぜえやすか
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
黒と黄の縞のネクタイ鮮やけき洒落者みやびをとこと見しは僻目ひがめ
河馬 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)