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しやれもの
ふりがな文庫
“
洒落者
(
しやれもの
)” の例文
しかしさう云ふ最後の日までは、やはり先の切れた尾を振りながら、あの
洒落者
(
しやれもの
)
のブラムメルのやうに、悠々と泳いでゐようと思ふ。
動物園
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
川柳にも『
琴棋
(
きんき
)
書畫並べてばかり知りんせん』とか『
黒助
(
くろすけ
)
へ代句だらけの繪馬をあげ』とか、その頃の
洒落者
(
しやれもの
)
は、飛んだところで偶像破壞をやつて居ります。
銭形平次捕物控:280 華魁崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
これの
濟
(
す
)
までは
箸
(
はし
)
も
取
(
と
)
られず、一日
怠
(
おこた
)
る
事
(
こと
)
のあれば
終日
(
ひねもす
)
氣持
(
きもち
)
の
唯
(
たゞ
)
ならず、
物足
(
ものた
)
らぬやうに
氣
(
き
)
に
成
(
な
)
るといふも、
聞
(
き
)
く
人
(
ひと
)
の
耳
(
みゝ
)
には
洒落者
(
しやれもの
)
の
蕩樂
(
だうらく
)
と
取
(
と
)
られぬべき
事
(
こと
)
、
其身
(
そのみ
)
に
成
(
な
)
りては
誠
(
まこと
)
に
詮
(
せん
)
なき
癖
(
くせ
)
をつけて
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
洋行帰りのその
洒落者
(
しやれもの
)
は
在りし日の歌:亡き児文也の霊に捧ぐ
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
洒落者
(
しやれもの
)
パステルの竜
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
洒
漢検1級
部首:⽔
9画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“洒落者”で始まる語句
洒落者揃