“ゆきたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裄丈50.0%
桁丈30.0%
亘長10.0%
行丈10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尋常の裄丈ゆきたけだけの簑笠が地上に引きずられているだけの相違で、以て身の丈の低い、子供にも見まほしき人物の一塊であることがわかります。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
桁丈ゆきたけも身にそひしこの古布子ふるぬのこ
六百句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
晴衣はれぎ亘長ゆきたけを気にしてのお勢のじれこみがお政の肝癪かんしゃくと成て、廻りの髪結の来ようの遅いのがお鍋の落度となり、究竟はては万古の茶瓶きゅうすが生れも付かぬ欠口いぐちになるやら、架棚たな擂鉢すりばち独手ひとりで駈出かけだすやら
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
てうど時候も初袷に、天ぷらの外二三種は、お好み次第に庖丁いれ、直に仕立したてて差上ぐれど、行丈ゆきたけ揃はぬ器の上、糸さへ笑ふ手際のふつゝか、只あざらけき本場の魚を、遣ふを曠衣の売出しに
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)