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縁鼻
ふりがな文庫
“縁鼻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
えんばな
66.7%
えんはな
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
えんばな
(逆引き)
毎日
欝陶
(
うっとう
)
しい思いをして、
縫針
(
ぬいはり
)
にばかり気をとられていた細君は、
縁鼻
(
えんばな
)
へ出てこの
蒼
(
あお
)
い空を見上げた。それから急に
箪笥
(
たんす
)
の
抽斗
(
ひきだし
)
を開けた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
時間通りに起きた津田は、
縁鼻
(
えんばな
)
から空を見上げて眉を寄せた。空には雲があった。そうしてその雲は眼に見える風のように断えず動いていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
縁鼻(えんばな)の例文をもっと
(6作品)
見る
えんはな
(逆引き)
此の間の出水で泥だらけになつた裏の
縁鼻
(
えんはな
)
へチヤブ台を持ち出して、半袖のシヤツの上に毛糸の腹巻をし、麻の半股引を穿いた姿のまゝ
胡坐
(
あぐら
)
をかいてゐるのだが、その円々と膨らんだ
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
暑がりやで汗ッ
掻
(
か
)
きの庄造は、この間の出水で
泥
(
どろ
)
だらけになった裏の
縁鼻
(
えんはな
)
へチャブ台を持ち出して、
半袖
(
はんそで
)
のシャツの上に毛糸の腹巻をし、麻の
半股引
(
はんももひき
)
を
穿
(
は
)
いた姿のまま
胡坐
(
あぐら
)
をかいているのだが
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
縁鼻(えんはな)の例文をもっと
(3作品)
見る
縁
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
鼻
常用漢字
小3
部首:⿐
14画
“縁”で始まる語句
縁
縁側
縁起
縁日
縁端
縁先
縁故
縁喜
縁付
縁談
“縁鼻”のふりがなが多い著者
谷崎潤一郎
夏目漱石