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窓帷
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まどかけ
ふりがな文庫
“
窓帷
(
まどかけ
)” の例文
築地外科病院の
鉄扉
(
てっぴ
)
は勿論しまって居た。父のと思わるゝ二階の一室に、ひいた
窓帷
(
まどかけ
)
越
(
ご
)
しに
樺色
(
かばいろ
)
の光がさして居る。余は耳を澄ました。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
患者も附添いも
倦
(
う
)
んだように黙って、離れていた。埃深い
窓帷
(
まどかけ
)
には、二時ごろの暑い日がさして来た。そこへ院長が、助手を二人つれて入って来た。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
人の性質は家内の不和といふ火力の強い炉で柔に、撓み易くせられるもので、善人になるには、世界中の高僧の説教を聴くより、女房の
窓帷
(
まどかけ
)
の下の説経を聴くに限ります。
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
日光が色々に邪魔をする物のある秀麿の
室
(
へや
)
を、物見高い心から、
依怙地
(
えこじ
)
に覗こうとするように、
窓帷
(
まどかけ
)
のへりや書棚のふちを彩って、
卓
(
テエブル
)
の上に幅の広い、明るい帯をなして、インク
壺
(
つぼ
)
を光らせたり
かのように
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
窓
常用漢字
小6
部首:⽳
11画
帷
漢検1級
部首:⼱
11画
“窓”で始まる語句
窓
窓硝子
窓際
窓掛
窓外
窓枠
窓框
窓側
窓下
窓辺