“かくとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
格闘48.8%
角燈20.9%
挌闘9.3%
客冬4.7%
加久藤2.3%
格鬪2.3%
角壔2.3%
角灯2.3%
角闘2.3%
角頭2.3%
鑊湯2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二つのたましいは、同じ肉体の中で、たえず格闘かくとうをつづけているんだ。だから名津子さんが、たえず苦しみ、好きなことを口走るわけだ
霊魂第十号の秘密 (新字新仮名) / 海野十三(著)
睦田むつだ老巡査はフト立ち止まって足下あしもとを見た。黄色い角燈かくとうの光りの輪の中に、何やらキラリと黄金色きんいろに光るものが落ちていたからであった。
老巡査 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
石が崩れているのだという、かの戦慄すべく、恐怖すべき、残忍なる石と石の挌闘かくとうと磨滅が始まったのである、私は絶壁を横切りながら、鋭い切れ物で
谷より峰へ峰より谷へ (新字新仮名) / 小島烏水(著)
客冬かくとう予江戸ヲ辞シテ尾張ニ帰ル。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
土佐の国中から穴内あなない川の渓へ越える繁藤しげとうに、肥後の人吉から日向へ越える加久藤かくとうは、共に有名な峠であるがこのとうもまた「たを」であろう。
峠に関する二、三の考察 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
八五郎は飛付いて、恐ろしい格鬪かくとうが始まりました。腕に怪我をして居るガラツ八には、手に餘る捕物ですが、平次の加勢で漸く縛り上げ、あかりの先へ顏を持つて來ると
幾何学上の言葉ではそれぞれが六角形角壔かくとう、或は六面角壔と云ふ事が出来るだらう。
彼は、むしろの上にごろんと寝ると、隅っこのところへ手をのばして、ごそごそやっていたが、やがてその手が、船で使う角灯かくとうをつかんできた。彼はマッチをすって、それに火をつけた。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
尤も禽獣の角闘かくとうは血を流すからといふが、血を流すのは俺達の勝手で、勝負といふ味は人間様の相撲も俺達の仲間の角闘も変つた事は無い。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
ゆうべの夢見ゆめみわすれられぬであろう。葉隠はがくれにちょいとのぞいた青蛙あおがえるは、いまにもちかかった三角頭かくとうに、陽射ひざしをまばゆくけていた。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
なぜとならば、ここで一歩、ではない、一頭をあやまると、目前は火炉なので、その上には鑊湯かくとうが沸いている。
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)