“くみあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汲上55.6%
組合22.2%
掬上11.1%
格鬪11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それと申すが、まず庭口と思う処で、キリキリトーンと、余程その大轆轤おおろくろの、刎釣瓶はねつるべ汲上くみあげますような音がいたす。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あたたかきかいなはわがせなにて組合くみあはされたり。
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
種彦は初めてほっと吐息をもらし、息切れのする苦しさに石垣の下なるくいにつかまり身をわせるようにしててのひらに夜の流を掬上くみあげようとすると、偶然にものように漂って来る一箇ひとつさかずき
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
カルカブリーナは欺かれしを憤り、彼と格鬪くみあはんため、却つてかの者の免かれんことをねがひ、飛びつゝ彼をあとより追ひゆき 一三三—一三五
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)