“ランプ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:らんぷ
語句割合
洋燈77.8%
洋灯15.7%
2.0%
安全燈0.7%
手提燈0.7%
晶燈0.7%
油燈0.7%
洋火0.7%
爛缶0.7%
角燈0.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今迄黄ばんだ洋燈ランプの光の内に居て、急にうちの外へ飛出して見ると、何となく勝手の違つたやうな心地がする。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
その立廻りですもの。あかりが危いからわき退いて、私はそのたびに洋燈ランプおさえ圧えしたんですがね。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
道也先生は正面のとこの片隅に寄せてあった、洋灯ランプを取って、椽側えんがわへ出て、手ずから掃除そうじを始めた。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この時床の間に置いた洋灯ランプの油が減って、短かいしんに届かなくなったので、御米の寝ている所は真暗になっていた。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
傍で双眼鏡を手にしているライトラアがそう言うので、ボクソウルもモウルスランプを持出して求援の意味の閃火フラッシュを送った。
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
ここで私は再び欧風の食物と、腰をかける可き椅子と、物を書く可き石油ランプをのせた卓子テーブルとを見出した。
係長は、そこらにうろうろしている運搬夫あとむきたちが、皆んな安全燈ランプを持っているかどうかと見廻わした。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
二人は薄暗い安全燈ランプの光を差出すようにしながら、開放された発火坑に最初の足跡をしるして踏み込んだ。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
で、早速ホームでは車掌、貨物掛等の指揮に従って貨物の積降つみおろしが開始され、駅助役は手提燈ランプで列車の点検に出掛けます——。
とむらい機関車 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
亜喇伯夜譚アラビヤンナイツ』に名高いアラジンが晶燈ランプさえとぼせば現れた如意使者、グリンムの童話の廃兵が喫烟きつえんするごとに出て、王女を執り来った使者鬼など、万事主人の命に随うたが、『今昔物語』の宮迦羅同前、余りに苛酷に使えば怒りて応ぜず、また幾度も非行をし過すに、不同意だったと見える。
何一つ欠けているものがあるだろうか? 芝居もあれば、舞踏会もあり、篝火かがりび油燈ランプで照らされた庭園は、耳を聾するような楽の音とともに夜もすがら輝きわたっている。
はっと思って再び洋火ランプを点じて見ると、
月世界競争探検 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
机のかたわらに押立たは二本だち書函ほんばこ、これには小形の爛缶ランプが載せてある。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「もう十五分だ」と小林はポケットから時計を出して、角燈ランプの光に透かして見たが、橋を渡る音がしてやがてプラットホームに一隊の男女が降りて来た。
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)