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挌闘
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かくとう
ふりがな文庫
“
挌闘
(
かくとう
)” の例文
無理の圧迫が
劇
(
はげ
)
しい時には弱虫の本性を現してすぐ泣き出すが、負けぬ魂だけは弱い体躯を駆って軍人党と
挌闘
(
かくとう
)
をやらせた。
枯菊の影
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
石が崩れているのだという、かの戦慄すべく、恐怖すべき、残忍なる石と石の
挌闘
(
かくとう
)
と磨滅が始まったのである、私は絶壁を横切りながら、鋭い切れ物で
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
その皺くちやな皮膚の上に見られる衰頽と気力との激しい
挌闘
(
かくとう
)
の影は、どうにか捉へることが出来たが、澄みきつた眼のうちに湛へられた叡智のかがやきだけは
茶話:11 昭和五(一九三〇)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
訥子といへば「
血達磨
(
ちだるま
)
」や「丸橋忠弥」の立廻りで、牛のやうに
吼
(
ほ
)
えながら牛のやうに
挌闘
(
かくとう
)
するので聞えた男だが、あれだけの激しい立廻りをするのは、何か特別の
滋養
(
やしなひ
)
を採らなければならない。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“挌闘”の意味
《名詞》
組み合って闘うこと。
困難に立ち向かうこと。
(出典:Wiktionary)
挌
漢検1級
部首:⼿
9画
闘
常用漢字
中学
部首:⾨
18画