“すもう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角力50.0%
相撲49.0%
力士0.5%
角闘0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝川のおばさんという名と一所に出るのは佐兵衛さんと、も一人お角力すもうという人だった。いま思えば三角関係だったのでもあろう。
四十がらみの、相撲すもうのようにふとった主人が、年頃の娘たちとわたしより一つ二つ下のいたずらな男の子とを相手に稼業をしていた。
雷門以北 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
力士すもうは勿論三座の役者から四十八組の火消しごとし仲間、誰彼となく交際つきあうので、次郎兄い次郎兄いと顔がよい。直接の乾児が五六十人、まずは立派な親分と云えよう。
善悪両面鼠小僧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
或時は角闘すもうを取らせ、または競争はしりくらなどさせて、ひたすら力業ちからわざを勉めしむるほどに。その甲斐ありて黄金丸も、力量ちからあくまで強くなりて、大概おおかたの犬とみ合ふても、打ち勝つべう覚えしかば。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)