“ランテルヌ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
角灯50.0%
提燈50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お定まりの登山綱ザイル氷斧アックス角灯ランテルヌなどという小道具もさることながら一行のいでたちというものははなはだもって四分滅裂。
五、河童かっぱの川知らず、山案内ギイドの身知らず。ブルタアニュの漁師の着る寛衣ブルウジにゴム靴という、はなはだ簡便ないでたちをしたどもりのガイヤアルの角灯ランテルヌを先登にして「尖り石ピエール・ポアンチユ」のホテルを出発。
提燈ランテルヌを持って来させて眺めてみると、それはまごう方なく、フランス王ルイ十七世の無残にも衰頽した姿であった。眼ばかりあやし気に光る小動物そのままの行態で、容貌はさながら死人のよう。
カストリ侯実録 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)