峠に関する二、三の考察とうげにかんするに、さんのこうさつ
ビョルンソンのアルネの歌は哀調であるけれども、我々日本人にはよくその情合がわからない。日本も諾威に劣らぬ山国で、一々の盆地に一々の村、国も郡も村も多くは山脈を以て境しているが、その山たるや大抵春は躑躅山桜の咲く山で、決してアルネの故郷の如く …
作品に特徴的な語句
いず ぬら つらな 隧道すいどう かさな とう いと 樵夫しょうふ 此方こなた 緩々かんかん かか すなわ つと 手向たむけ 茄子なすび ゆる むこ 羽後うご 肥後ひご 羊腸ようちょう 繁藤しげとう 甘楽かんら 筑後ちくご 穴内あなない 碓氷うすい いかり 相模さがみ しか 道饗みちあえ 鳥屋とや あざや 饅頭まんじゅう あん 鞍部あんぶ 青楼せいろう けわ 里程りてい 都城みやこのじょう 芟払かりはら 迂路うろ 躑躅つつじ おもむき 越後えちご 諾威ノルウェー 西行さいぎょう 葡萄ぶどう 荘川しょうかわ 喝采かっさい みち 彼方かなた 山鹿やまが 山城やましろ 屏風びょうぶ 寂寞せきばく 宗祇そうぎ 徒渉としょう 名字みょうじ 参覲さんきん おろ なかば 千仞せんじん 信濃しなの 伯母おば 云々うんぬん よこた ひと いぬ わずら 煙草たばこ 浅舞あさまい 武蔵むさし 此処ここ うり 桟道さんどう 本荘ほんじょう たわ 揚句あげく 捷路しょうろ 折角せっかく ことごと 徽章きしょう