“徒渉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としょう73.3%
かちわた17.8%
かちわたり6.7%
とせふ2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
刈安峠を踰えブナ坂を下り、だいらの小屋へは立ち寄らずに、越中沢(ヌクイ谷)を徒渉としょうして黒部川の河原に出で、十五分ばかりり休憩した。
黒部川奥の山旅 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
そんなおりに、思いがけなく川に出水でみずがあって、徒渉かちわたりがしにくいと、この仙人は手にさげた折畳み式の馬に水を吹きかけます。
艸木虫魚 (新字新仮名) / 薄田泣菫(著)
そのうちに私の息子も帰って来る筈ですが川の水が非常に冷めたくてなかなか徒渉かちわたりするのは困難ですから、明日息子と一緒にヤク(牛の類)に乗ってお越しになったらよかろう。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)