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徒爾
ふりがな文庫
“徒爾”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
とじ
54.2%
いたずら
16.7%
いたづら
12.5%
むだ
12.5%
たいくつ
4.2%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とじ
(逆引き)
わざは上達しないでもこういう心境をやしなうことが出来るものならば遊芸をならうということも
徒爾
(
とじ
)
ではないように思われてくる。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
徒爾(とじ)の例文をもっと
(13作品)
見る
いたずら
(逆引き)
と云って、
此
(
こ
)
のままに
立去
(
たちさ
)
るほどの
断念
(
あきらめ
)
は付かぬ。断念の付かぬのも無理はない。重太郎は宝に心を
惹
(
ひか
)
されて、
徒爾
(
いたずら
)
に幾日かを煩悶の
中
(
うち
)
に送った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
徒爾(いたずら)の例文をもっと
(4作品)
見る
いたづら
(逆引き)
それ二の矢三の矢を待つは若き小鳥の事ぞかし、羽あるものの目のまへにて網を張り弓を
彎
(
ひ
)
くは
徒爾
(
いたづら
)
なり。 六一—六三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
徒爾(いたづら)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
むだ
(逆引き)
家へ帰つてからも、美奈子は、お茶の水にゐた頃の校友会雑誌の『校報』などを拡げて、それらしい名前を、思ひ出さうとしたけれども、やつぱり
徒爾
(
むだ
)
だつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
徒爾(むだ)の例文をもっと
(3作品)
見る
たいくつ
(逆引き)
丁度
徒爾
(
たいくつ
)
で困つてゐる三人連れの中年の御婦人があつたので、その三人の女の方を誘つて、岡田村まで大きな箱自動車で出掛けました。
大島行
(旧字旧仮名)
/
林芙美子
(著)
徒爾(たいくつ)の例文をもっと
(1作品)
見る
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
“徒”で始まる語句
徒
徒歩
徒然
徒士
徒渉
徒然草
徒事
徒輩
徒労
徒弟
“徒爾”のふりがなが多い著者
徳富蘇峰
柴田宵曲
尾崎紅葉
アリギエリ・ダンテ
北村透谷
谷崎潤一郎
内田魯庵
林芙美子
菊池寛
田山花袋