“彎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
42.9%
ゆが35.7%
14.3%
まが7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのひとり遙かに叫びていひけるは、汝等がけを下る者いかなる苛責をうけんとて來れるや、その處にて之をいへ、さらずば弓かむ 六一—六三
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
幌は破れ、車体はゆがみ、タイヤは擦り減り、しかもごろた石の凸凹でこぼこの山坂道をはしり上るのである。揺れるの揺れないのでない。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
代助は赤い唇の両端を、少し弓なりに下の方へげてさげすむ様に笑った。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
海月くらげみたいに盛り上っては動くその耳を見ると、釘抜形にまがった藤吉の脚が、まず自ずと顫え出して、気がついた時、本八丁堀を日本橋指して藤吉は転ぶように急いでいた。