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彎
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ひ
ふりがな文庫
“
彎
(
ひ
)” の例文
そのひとり遙かに叫びていひけるは、汝等
崖
(
がけ
)
を下る者いかなる苛責をうけんとて來れるや、その處にて之をいへ、さらずば弓
彎
(
ひ
)
かむ 六一—六三
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
『ラマヤナム』にミチラ王ジャナカ婿を定めんとて諸王子を招き競技せしめた時、ラマ強弓を
彎
(
ひ
)
いたので王の娘シタがこれを夫と撰定したとある
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
天に向って
彎
(
ひ
)
ける弓の、危うくも
吾
(
わ
)
が頭の上に、
瓢箪羽
(
ひょうたんば
)
を舞い戻したようなものである。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彎
(
ひ
)
き放たれし矢の飛ぶこと三
度
(
たび
)
にして屆くとみゆるところまで我等進めるとき、ベアトリーチェはおりたちぬ 三四—三六
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
それからミチラ国王ジャナカを
訪
(
おとな
)
い、シワ神が持った弓あっていずれの国王もこれを
彎
(
ひ
)
き得ずと聞き、
容易
(
たやす
)
くその弓を彎き、その賞として王女私陀(シタ)を
娶
(
めと
)
ったところを
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
四年前の
戦
(
たたかい
)
に甲も棄て、鎧も脱いで丸裸になって城壁の
裏
(
うち
)
に仕掛けたる、カタパルトを
彎
(
ひ
)
いた事がある。戦が済んでからその有様を見ていた者がウィリアムの腕には鉄の
瘤
(
こぶ
)
が出るといった。
幻影の盾
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
たとへば
弩
(
いしゆみ
)
を放つとき、これを
彎
(
ひ
)
くことつよきに過ぐれば、
弦
(
つる
)
切れ弓折れて、矢の的に中る力の
減
(
へ
)
るごとく 一六—一八
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
『韓詩外伝』に〈楚
熊渠子
(
ゆうきょし
)
夜行きて寝石を見る、以て伏虎と為し、弓を
彎
(
ひ
)
きてこれを射る、金を没し羽を飲む、下り視てその石たるを知る、またこれを射るに矢
摧
(
くだ
)
け跡なし〉とある方が一層古い。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
それ二の矢三の矢を待つは若き小鳥の事ぞかし、羽あるものの目のまへにて網を張り弓を
彎
(
ひ
)
くは
徒爾
(
いたづら
)
なり。 六一—六三
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
彎
漢検1級
部首:⼸
22画
“彎”を含む語句
彎曲
彎刀
彎弓
彎曲線
彎曲部
彎入
彎屈
彎形
彎曲率
彎曲艙骨
彎月形
御彎
淋巴性彎曲
転彎