“彎刀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わんとう66.7%
カトラス33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その武器箱の中には、彎刀わんとうを一番下にして、その上に七八挺の装薬した馬上拳銃が置いてあり、それの上に一挺の装薬した喇叭銃が載せてあったのだ。
馬にむちうち全速力で狼群の中を駈け抜けて逃れたが、そのとき、李陵の馬のしりに飛びかかった一匹を、後ろに駈けていた青年左賢王が彎刀わんとうをもって見事みごと胴斬どうぎりにした。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
酔っ払った時などは、彎刀カトラスを引き抜いて、前のテーブルの上に抜身のまま置いたりするような、ひやひやさせることをした。
彎刀カトラスび、例の海図をポケットに入れ、銃を肩にかけて、北側の防柵を乗り越え、さっさと樹立の中へ入って行った。