“胴斬”の読み方と例文
読み方割合
どうぎ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一刀のもと胴斬どうぎりにされていたのもありました。袈裟けさに両断されていたのもありました。首だけをね飛ばしたのもありました。
馬にむちうち全速力で狼群の中を駈け抜けて逃れたが、そのとき、李陵の馬のしりに飛びかかった一匹を、後ろに駈けていた青年左賢王が彎刀わんとうをもって見事みごと胴斬どうぎりにした。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
番人と狼と格闘して狼が死ねば珍重珍重、番人が死んだ場合には大概草臥くたびれた狼をちのめすだけの事、狼と番人とが四ツに組んで捻合ねじあって居たら危気無しに背面から狼を胴斬どうぎりにして終う分の事
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)