“どうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴着30.0%
胴衣20.0%
胴切15.0%
胴斬15.0%
童戯10.0%
動議5.0%
堂木5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まる洗いにした胴着どうぎが暖かい日の光を受けてぶら下がっているのを見ると葉子はもうたまらなくなった。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
大抵は義雄のからだに相應してゐるが胴のところが少しゆるいので、チヨツキの下に、勇の厚い綿入れ胴衣どうぎをつけた。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
車体の前半分は、鯨でも胴切どうぎりに出来そうな大きい鋭い刃が、ウネウネと波の形に植えつけられてあった。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)
馬にむちうち全速力で狼群の中を駈け抜けて逃れたが、そのとき、李陵の馬のしりに飛びかかった一匹を、後ろに駈けていた青年左賢王が彎刀わんとうをもって見事みごと胴斬どうぎりにした。
李陵 (新字新仮名) / 中島敦(著)
などと、童戯どうぎの群れまでうたっているのは、みなその板倉伊賀守勝重かつしげのことだった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
らば』とドードてう嚴格げんかくつて立上たちあがり、『この會議くわいぎ延期えんきされんことを動議どうぎします。けだし、もつとはや有効いうかう治療ちれう方法はうはふが——』
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
賤ヶ岳には桑山修理亮しゅりのすけ(兵一千)、東野山には堀久太郎秀政(兵五千)、大岩山には中川瀬兵衛清秀(兵一千)、神明しんめい山には大鐘藤八(兵五百)、堂木どうぎ山には山路将監(兵五百)
賤ヶ岳合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)