“胴切”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どうぎり57.1%
どうぎ42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は「桔梗」の入口の戸をあけてうちへはいつた。六畳の上りはなけやき胴切どうぎりの火鉢のまはりに、お糸さんとおなかさんとがぼんやりして居た。
二黒の巳 (新字旧仮名) / 平出修(著)
本町の東を里俗かまど横町、又、胴切どうぎり長屋と云ふ。其地を半折して、他に属せしことあるに由る也。”
浅草風土記 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
島田虎之助は、加藤主税を斬ったる刀をそのまま身を沈めて斜横しゃおうに後ろへ引いてさっと払う。理窟も議論もない、人間を腹部から上下に分けた胴切どうぎりです。
車体の前半分は、鯨でも胴切どうぎりに出来そうな大きい鋭い刃が、ウネウネと波の形に植えつけられてあった。
地中魔 (新字新仮名) / 海野十三(著)