“胴間声”のいろいろな読み方と例文
旧字:胴間聲
読み方割合
どうまごえ96.8%
どうまごゑ3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうすると、もうどこかへ行ったのか知らんと思っていたその男が馬鹿みたいにノロノロした、変テコな胴間声どうまごえで口を利き出したの。
支那米の袋 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
というのは、可愛らしい子供等の声に混って、深山木幸吉の聞覚ききおぼえのある胴間声どうまごえが、変な調子で当時の流行歌を歌っていたからである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
自まんも恐ろしき胴間声どうまごゑかすみころも衣紋坂ゑもんざかと気取るもあり、力ちやんはどうした心意気を聞かせないか、やつたやつたと責められるに、お名はささねどこの坐の中にと普通ついツとほりの嬉しがらせを言つて
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)