“どうまごえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
胴間声93.8%
洞間声3.1%
胴魔声3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのは、可愛らしい子供等の声に混って、深山木幸吉の聞覚ききおぼえのある胴間声どうまごえが、変な調子で当時の流行歌を歌っていたからである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「おれが困るよ。だから頼む。……第一声がとおり過ぎらあ。洞間声どうまごえっていう奴だからな」
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その欄干らんかんの両側には黒い影が並んで、涼しい風を楽んでいるものや、人の顔をのぞくものや、胴魔声どうまごえに歌うものや、手を引かれて断り言う女連なぞが有った。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)