“聞覚”の読み方と例文
読み方割合
ききおぼえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
というのは、可愛らしい子供等の声に混って、深山木幸吉の聞覚ききおぼえのある胴間声どうまごえが、変な調子で当時の流行歌を歌っていたからである。
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
しかれども彼はまさしくその声音こわね聞覚ききおぼえあるを思合せぬ。かの男は鰐淵の家に放火せし狂女の子にて、私書偽造罪を以て一年の苦役を受けし飽浦雅之あくらまさゆきならずとんや。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)