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胴切
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どうぎり
ふりがな文庫
“
胴切
(
どうぎり
)” の例文
二人は「桔梗」の入口の戸をあけて
中
(
うち
)
へはいつた。六畳の上り
端
(
はな
)
で
欅
(
けやき
)
の
胴切
(
どうぎり
)
の火鉢のまはりに、お糸さんとおなかさんとがぼんやりして居た。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
本町の東を里俗
竈
(
かまど
)
横町、又、
胴切
(
どうぎり
)
長屋と云ふ。其地を半折して、他に属せしことあるに由る也。”
浅草風土記
(新字新仮名)
/
久保田万太郎
(著)
「一思いに好男子、粉にする処だっけ。勿論、私がこうして御近所に陣取っていれば、
胴切
(
どうぎり
)
にされたって
承合
(
うけあい
)
助かる。
洒落
(
しゃれ
)
にちょいと
轢
(
ひ
)
かれてみるなんぞも
異
(
おつ
)
だがね、一人の時は危険だよ。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
忠義と知行で、てむかいはなさらぬかしら。しめた、投げた、嬉しい。そこだ。御家老が
肩衣
(
かたぎぬ
)
を
撥
(
はね
)
ましたよ。大勢が抜連れた。あれ危い。
豪
(
えら
)
い。図書様抜合せた。……一人腕が落ちた。あら、
胴切
(
どうぎり
)
。
天守物語
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
胴
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“胴”で始まる語句
胴
胴中
胴衣
胴間声
胴忘
胴乱
胴顫
胴服
胴巻
胴体