“ちょっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チョッキ
語句割合
短衣50.0%
胴衣50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人は上衣を脱いでいるが、サレーダインの黄色い短衣ちょっきと白髪頭、アーントネリの赤短衣と白ズボンはぜんまい仕掛の踊人形の色彩のように、夕日の中にきらめいていた。
やがて、お酒と、煙草と、夜更よふかしと、おしゃべりとで、声がつぶれてしまったのであろうと思われる、不思議な調子の若い男が、短衣ちょっきで出て来て、キャラキャラした声で来意をたずねた。
一世お鯉 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
ウードレーの胴衣ちょっきの前からは、血が迸り出た。彼は悲鳴を上げながら、腕をもがいてのたうちまわったが、遂に仰向けに倒れて、その兇悪な真赤な顔は、急に気味悪い斑のある蒼白に変ってしまった。
宗近君は胴衣ちょっきの上で、ぱちりと云わした。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)