“タブレット”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小牌25.0%
書板25.0%
短上衣25.0%
短衣25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我々は手で掘って、ころがり出した砕岩を検査し、そして珍奇な形の陶器を沢山と、細工した骨片を三個と、不思議な焼いた粘土の小牌タブレット一枚とを採集した。
小さな薄い書物——むしろ書板タブレットというべき物の上に、ガラスの皿を置いてあって、その皿には清らかな液体がみたされていた。
まもなく沈鬱な足音がして、黒い絹の短上衣タブレットに銀の帯をしめ、三つ重ねの襞衿ひだえりをつけた六十歳ばかりの男が、眼を伏せながら謁見室えっけんしつへ入ってきて、しずかに壇を上って王座に掛けました。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
ハムレットの短衣タブレットの胸に打紐の細い肋骨ろっこつがついて、ハムレットはそれを律動的にいじっているのですが、その打紐は、この場合、観念内で時計の鎖の代償をしているのではないかということです。
ハムレット (新字新仮名) / 久生十蘭(著)