“都城”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやこのじょう30.0%
トジヤウ30.0%
とじやう10.0%
とじょう10.0%
とじよう10.0%
みやこ10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「たをり」という方では大隅の福山から日向の都城みやこのじょうへ越える小山、今は馬車の走る国道であるが、その頂上の民居を通山という。
峠に関する二、三の考察 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
其で凡、都遷しのなかつた形になつたので、アトから/\地割りが出來て、相應な都城トジヤウの姿は備へて行つた。其數朝の間に、舊族の屋敷は、段々、家構へが整うて來た。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
宏大の無邊むへん都城とじやうを營むに
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
其でおよそ都遷みやこうつしのなかった形になったので、後から後から地割りが出来て、相応な都城とじょうの姿は備えて行った。其数朝の間に、旧族の屋敷は、段々、家構えが整うて来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
宏大の無辺むへん都城とじようを営むに
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)
いま笄町こうがいちょうかたに過ぎし車の音かすかになりて消えたるあとは、しずけさひとしお増さり、ただはるかに響く都城みやこのどよみの、この寂寞せきばくに和して、かのうつつとこの夢と相共に人生の哀歌を奏するのみ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)