“笄町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうがいちょう90.0%
かうがいちやう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕が記憶おぼえているだけでも駒沢や、金杉や、小梅、三本木という順に引越して行きまして、一番おしまいに居た麻布の笄町こうがいちょうからこっちへ来たのです。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
伯爵母堂とともに別居していた麻布笄町こうがいちょうの別邸から、福岡の炭鉱王伊藤伝右衛門氏にとつぐまで、別段文芸に関心はもっていられなかったようだった。
柳原燁子(白蓮) (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
僕と妻と、麻布笄町かうがいちやうの川西と云ふ画家の二階を借りて、そこで新家庭を始めたわけだつた。
世に出る前後 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)