“うちこは”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
打毀50.0%
打壊50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はてはますます暴動つのりてすべよく米を渡さぬ家は打毀うちこはしなどする程に、市街の騒擾そうじよう大かたならず、は只浪花なにはのみならず諸国に斯る挙動ありしが
かくなしてなほ貧民等は市街を横行なせる事は日を追つてさかんなりしが、其頃品川宿に於て施行せぎようを出すを左右かにかくと拒みたる者ありとて忽ち其家を打毀うちこはせしより人気いよいよ荒立あらだつ
だから、冷淡であるから情が濃でないのか。自分に対する愛情がその冷淡を打壊うちこはすほどに熱しないのか。あるひは熱しあたはざるのが冷淡の人の愛情であるのか。これが、研究すべき問題だ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)