“浜松”の読み方と例文
旧字:濱松
読み方割合
はままつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくしは遠江とおとうみ浜松はままつにご在城ざいじょうの、徳川家康とくがわいえやすさまのおんうちでお小姓こしょうとんぼぐみのひとり、万千代まんちよづきの星川余一ほしかわよいちというものでござります
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「今しがた二俣ふたまた城へまいった物見(斥候せっこう)がかえり、二俣もついに落城、甲州こうしゅう勢はいっきにこの浜松はままつへおし寄せまいるとのことでござります」
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
あれは天正てんしょう十一年に浜松はままつ逐電ちくてんした時二十三さいであったから、今年は四十七になっておる。太いやつ、ようも朝鮮人になりすましおった。あれは佐橋甚五郎さはしじんごろうじゃぞ
佐橋甚五郎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)