トップ
>
伝法
ふりがな文庫
“伝法”のいろいろな読み方と例文
旧字:
傳法
読み方
割合
でんぽう
85.7%
でんぼう
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でんぽう
(逆引き)
欽之丞は、そんな
伝法
(
でんぽう
)
な口をききます。腕はよく出来ますが、旗本の冷飯食いで、およつの園花とは、二年前からの
深間
(
ふかま
)
だったのです。
芳年写生帖
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
どれもこれも、侍
伝法
(
でんぽう
)
、大男で酒のみである。上の弥左と末の文蔵だけが、あまり
飲
(
い
)
けない。そのかわりに喧嘩がすきだ。
田崎草雲とその子
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
伝法(でんぽう)の例文をもっと
(24作品)
見る
でんぼう
(逆引き)
高い
階段
(
はしごだん
)
を上ってゆくと、柳沢はあの
小
(
ち
)
さい
体格
(
からだ
)
に新調の荒い
銘仙
(
めいせん
)
の茶と黒との
伝法
(
でんぼう
)
な
厚褞袍
(
あつどてら
)
を着て、机の前にどっしりと
趺座
(
あぐら
)
をかいている。
うつり香
(新字新仮名)
/
近松秋江
(著)
下町気質
(
したまちかたぎ
)
よりは
伝法
(
でんぼう
)
な、山の手には勿論縁の遠い、——云わば河岸の
鮪
(
まぐろ
)
の
鮨
(
すし
)
と、一味相通ずる何物かがあった。………
魚河岸
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
伝法(でんぼう)の例文をもっと
(4作品)
見る
“伝法”の意味
《名詞》
伝法(でんぽう)
(仏教)師が弟子に仏法を伝授すること。
金銭を払わず飲食や芝居見物をすること。
《形容動詞》
行動が粗暴で無法であるさま。
勇み肌であるさま。
(出典:Wiktionary)
伝
常用漢字
小4
部首:⼈
6画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
“伝法”の類義語
乱行
暴挙
暴行
“伝法”で始まる語句
伝法院
伝法肌
伝法風
伝法口調
伝法授戒
伝法灌頂
伝法寺屋松右衛門
検索の候補
伝法院
伝法肌
伝法風
伝法口調
伝法授戒
伝法灌頂
浪人伝法
伝法寺屋松右衛門
“伝法”のふりがなが多い著者
邦枝完二
近松秋江
九鬼周造
林不忘
吉川英治
長谷川時雨
谷崎潤一郎
有島武郎
海野十三
山本周五郎