“乱行”のいろいろな読み方と例文
旧字:亂行
読み方割合
らんぎょう66.7%
らんぎやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひと頃、家臣たちが眉をひそめた、病的な乱行らんぎょうまって、今では、神経衰弱のかげもない程、まっ黒に日にやけている。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
祭祀さいしぜんの光景 以上のごとき乱行らんぎょうが十二日ばかり続いて、いよいよ三日から始まるとなりますと、各寺から僧侶がラサ府をして出かけて来る。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
寝台ねだいの上のマドレエヌは肺患で死に瀕して居る。モリエエルが見舞に来て話のついでに細君の乱行らんぎやうついて歎息する。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
此人の乱行らんぎやうの一ツをいはば、叔父をぢたる大納言国経卿くにつねきやう年老としおい叔母をばたる北の方は年若く業平なりひら孫女まごむすめにて絶世ぜつせい美人びじんなり。時平是に恋々れん/\す、夫人ふじんもまたをつとおいたるをきらふの心あり。