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恋々
ふりがな文庫
“恋々”のいろいろな読み方と例文
旧字:
戀々
読み方
割合
れんれん
88.0%
れん/\
12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
れんれん
(逆引き)
名利
(
みょうり
)
に
恋々
(
れんれん
)
たるのではないが、彼も一族の族長だ。
乱世
(
らんせ
)
の
権化
(
ごんげ
)
みたいな熱血そのものの
輩
(
やから
)
も多くかかえている。弟
正季
(
まさすえ
)
がしかりである。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
二千年の昔から不意に呼び出された影の、
恋々
(
れんれん
)
と遠のく
後
(
あと
)
を追うて、小野さんの心は
杳窕
(
ようちょう
)
の境に
誘
(
いざな
)
われて、二千年のかなたに引き寄せらるる。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
恋々(れんれん)の例文をもっと
(22作品)
見る
れん/\
(逆引き)
彼は折々山の上から西坂本の空を眺めて
恋々
(
れん/\
)
としたこともあり、足が知らず識らずその方へ向きかけたこともあったが、いつも自分で自分を制して
少将滋幹の母
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
此人の
乱行
(
らんぎやう
)
の一ツを
言
(
いは
)
ば、
叔父
(
をぢ
)
たる大納言
国経卿
(
くにつねきやう
)
は
年老
(
としおい
)
、
叔母
(
をば
)
たる北の方は年若く
業平
(
なりひら
)
の
孫女
(
まごむすめ
)
にて
絶世
(
ぜつせい
)
の
美人
(
びじん
)
なり。時平是に
恋々
(
れん/\
)
す、
夫人
(
ふじん
)
もまた
夫
(
をつと
)
の
老
(
おい
)
たるを
嫌
(
きら
)
ふの心あり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
恋々(れん/\)の例文をもっと
(3作品)
見る
恋
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
々
3画
“恋”で始まる語句
恋
恋敵
恋人
恋歌
恋愛
恋慕
恋仇
恋文
恋煩
恋中
“恋々”のふりがなが多い著者
山東京山
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー
長谷川伸
吉川英治
ロマン・ロラン
小山清
中島敦
夏目漱石
福沢諭吉
谷崎潤一郎