“戀々”の読み方と例文
新字:恋々
読み方割合
れん/\100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船(ふね)が下流(かりう)に落(お)ちると、暮雲(ぼうん)岸(きし)を籠(こ)めて水天一色(すゐてんいつしよく)、江波(かうは)渺茫(べうばう)、遠(とほ)く蘆(あし)が靡(なび)けば、戀々(れん/\)として鷺(さぎ)が佇(たゝず)み、近(ちか)く波(なみ)が動(うご)けば、アヽ鱸(すゞき)か? 鵜(う)が躍(をど)つた。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
戀々(れん/\)として、彽徊(ていくわい)し、漸(やうや)くにして里(さと)に下(くだ)れば、屋根(やね)、廂(ひさし)、時雨(しぐれ)の晴間(はれま)を、ちら/\と晝(ひる)灯(ひとも)す小(ちひさ)き蟲(むし)あり、小橋(こばし)の稚子等(うなゐら)の唄(うた)ふを聞(き)け。(おほわた)來(こ)い、來(こ)い、まゝ食(く)はしよ。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)