“小橋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こばし71.4%
おばせ14.3%
こはし7.1%
しょうきょう7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
る裏町にある小橋こばしの四方を雑多な形の旧いすゝばんだ家が囲んで、橋の欄干の上に十人ばかり腰を掛けて長い釣竿を差出した光景が面白かつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それ故、その翌日から三日も続けて、上本町六丁目から小橋おばせ西之町への舗道を豹一に尾行られると、半分は五月蠅いという気持から
青春の逆説 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
の花や小橋こはしまへのくゞり門
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
画は青緑せいりょく設色せっしょくです。たにの水が委蛇いいと流れたところに、村落や小橋しょうきょうが散在している、——その上に起した主峯の腹には、ゆうゆうとした秋の雲が、蛤粉ごふんの濃淡を重ねています。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)