“こばし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
小走54.8%
小橋32.3%
小趨6.5%
小端3.2%
小迅3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『それともおへおでなさいましてですか、お座敷ざしきにはらつしやいませんですよ。』と小走こばしりにいてる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とソッと忍んで關善の裏手へ出まして、叶屋のわきから小橋こばしを渡り、田村の下の小商人こあきんどの有ります所に蕎麦店そばやがございます。
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その後から見えなかった母が小趨こばしりに追って来た。矢代は父の前で黙ってお辞儀を一度した。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「それぢや差引さしひき四十一せんりん小端こばしか、こつちのおつかさま自分じぶんでもあきねえしてつから記憶おべえがえゝやな」商人あきんど十露盤そろばんつて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
小端こばしいくらになんでえ」とさらいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
と答えながら、木蔭から小迅こばしッこく走って来て
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)