“小趨”の読み方と例文
読み方割合
こばし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この踊子も小趨こばしりに彼らの箱へ来ると、これはイレーネとは違い、いきなり真近く梶の傍へぴたりとりよって来て、じっと彼の顔を正面からみつめた。
罌粟の中 (新字新仮名) / 横光利一(著)
その後から見えなかった母が小趨こばしりに追って来た。矢代は父の前で黙ってお辞儀を一度した。
旅愁 (新字新仮名) / 横光利一(著)