“乱世”のいろいろな読み方と例文
旧字:亂世
読み方割合
らんせい50.0%
らんせ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、それもそれだが、まったくみじめな、乱世らんせいの子供たちの慈父じふとなる生涯も、けっして悪い目的ではない。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小太郎山は、乱世らんせいの中にあってゆるがず、みだされずにある、義血ぎけつの兄弟たちのうちだ。そのうちへ帰ろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
名利みょうり恋々れんれんたるのではないが、彼も一族の族長だ。乱世らんせ権化ごんげみたいな熱血そのもののやからも多くかかえている。弟正季まさすえがしかりである。
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いまは乱世らんせだ、みどろの戦国である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)