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『魚河岸』
ふりがな文庫
『
魚河岸
(
うおがし
)
』
去年の春の夜、——と云ってもまだ風の寒い、月の冴えた夜の九時ごろ、保吉は三人の友だちと、魚河岸の往来を歩いていた。三人の友だちとは、俳人の露柴、洋画家の風中、蒔画師の如丹、——三人とも本名は明さないが、その道では知られた腕っ扱きである。殊に …
著者
芥川竜之介
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「婦人公論」1922(大正11)年8月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約5分(500文字/分)
朗読目安時間
約8分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
生
(
き
)
幸
(
こう
)
中
(
あ
)
関
(
かかわ
)
隙
(
す
)
認
(
みと
)
未
(
いまだ
)
取
(
とっ
)
片側
(
かたかわ
)
扱
(
こ
)
空
(
から
)
履
(
ふ
)
寸法
(
すんぽう
)
最中
(
さいちゅう
)
嵌
(
はま
)
夜
(
よる
)
食物
(
くいもの
)
一言
(
いちごん
)
外
(
そと
)
味
(
み
)
粋
(
すい
)
伝法
(
でんぼう
)
卓
(
たく
)
明
(
あか
)
後
(
のち
)
側目
(
はため
)
腕
(
うで
)
背
(
そむ
)
脂
(
あぶら
)
目深
(
まぶか
)
肴
(
さかな
)
肥
(
ふと
)
罎
(
びん
)
篆刻
(
てんこく
)
窺
(
うかが
)
睨
(
にら
)
相槌
(
あいづち
)
檀那
(
だんな
)
鏡花
(
きょうか
)
鮪
(
まぐろ
)
鮨
(
すし
)
馳
(
は
)
風中
(
ふうちゅう
)
頬
(
ほお
)
露路
(
ろじ
)
露柴
(
ろさい
)
難有
(
ありがた
)
陽気
(
ようき
)
腥
(
なまぐさ
)
酒豪
(
しゅごう
)
邪魔
(
じゃま
)
退治
(
たいじ
)
赭
(
あか
)
貰
(
もら
)
誂
(
あつら
)
襟
(
えり
)
蜀山
(
しょくさん
)
葭簀
(
よしず
)
冴
(
さ
)
如丹
(
じょたん
)
好
(
い
)
大島
(
おおしま
)
夜
(
よ
)
夙
(
つと
)
外套
(
がいとう
)
埋
(
うず
)
名代
(
なだい
)
可笑
(
おか
)
山谷
(
さんや
)
児
(
こ
)
健啖
(
けんたん
)
保吉
(
やすきち
)
任侠
(
にんきょう
)
主
(
ぬし
)
丸清
(
まるせい
)
中々
(
なかなか
)
下戸
(
げこ
)
本名
(
ほんみょう
)
界隈
(
かいわい
)
献酬
(
けんしゅう
)
猪口
(
ちょく
)
河岸
(
かし
)
江戸
(
えど
)
正宗
(
まさむね
)
欣
(
よろこ
)
機嫌
(
きげん
)
横柄
(
おうへい
)
白木
(
しらき
)
暖簾
(
のれん
)
文晁
(
ぶんちょう
)
敵役
(
かたきやく
)
掬
(
すく
)
挨拶
(
あいさつ
)
指環
(
ゆびわ
)
当惑
(
とうわく
)
平貝
(
たいらがい
)