“酒豪”の読み方と例文
読み方割合
しゅごう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう云う中にたった一人、蟹のために気を吐いたのは酒豪しゅごう兼詩人の某代議士である。代議士は蟹の仇打ちは武士道の精神と一致すると云った。
猿蟹合戦 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「どうも君みたいな酒豪しゅごうにはホッケエ部で、太刀打たちうちできるものがいないから、たのむから帰っててくれよ」とにこやかにさとされ、「はい、はい」と素直に立ち上がると
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
もっとも風中と保吉とは下戸げこ、如丹は名代なだい酒豪しゅごうだったから、三人はふだんと変らなかった。ただ露柴はどうかすると、足もとも少々あぶなかった。
魚河岸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)