“露柴”の読み方と例文
読み方割合
ろさい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三人の友だちとは、俳人の露柴ろさい、洋画家の風中ふうちゅう蒔画師まきえし如丹じょたん、——三人とも本名ほんみょうあかさないが、その道では知られたうできである。
魚河岸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
保吉はいよいよてられたから、この客の存在を忘れたさに、隣にいる露柴ろさいへ話しかけた。が、露柴はうんとか、ええとか、い加減な返事しかしてくれなかった。
魚河岸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
殊に露柴ろさいは年かさでもあり、新傾向の俳人としては、つとに名をせた男だった。
魚河岸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)