“露顕”のいろいろな読み方と例文
旧字:露顯
読み方(ふりがな)割合
ろけん75.9%
あらわ6.9%
ばれ6.9%
あら3.4%
あらは3.4%
ところあらわし3.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“露顕”を含む作品のジャンル比率
歴史 > 地理・地誌・紀行 > アジア25.0%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「もしも大阪を離れないうちに、露顕ろけんするようなことにでもなると、わざわざ恩を仇で返したような形になりますからね」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「血詔の秘事ひじ露顕ろけんして董国舅とうこっきゅう以下のあえないご最期。いずれはかくあろうかとも覚悟していたが……」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なよやかな白い手を、半ば露顕あらわに、飜然ひらりと友染の袖をからめて、紺蛇目傘をさしかけながら、
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お珊が二人を導いた時、とかくして座を立った、美津が狩衣の袴の裾は、膝を露顕あらわな素足なるに、恐ろしい深山路みやまじの霜を踏んで、あやしき神の犠牲にえく……なぜか畳は辿々たどたどしく、ものあわれに見えたのである。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鍋久の土蔵から金を持ち出したのも、お節が自分で盗んだのか、同類の手引きをして盗ませたのか、二つに一つでしょうね。それが露顕ばれそうになって来たので、気ちがいの真似をして飛び出したのだろうと思います。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
なつかしいと思ふこともあつたり、みじめな目にあつてゐるであらうと思ふこともあつたりすることはあるが、彼はすぐに気がたかぶつて、あの事がすつかり露顕ばれてしまふ様になつた良人をつと頓間とんまさを思ひ返しては、独りいらいらするのが常であつた。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)
んでもこれはまち重大じゅうだい犯罪はんざい露顕あらわれたのでそれを至急しきゅう報告ほうこくするのであろうなどとめて
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
『して見ると——はゝあ、あの先生が地方廻りでもして居る間に、何処かで其様な話を聞込んで来たものかしら。悪い事は出来ないものさねえ。いつか一度は露顕あらはれる時が来るから奇体さ。』と言つて、校長は嘆息して、『しかし、驚ろいたねえ。瀬川君が穢多だなぞとは、夢にも思はなかつた。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
御行 (居間の端に腰を掛けながら)あ、それから、お爺さん。……これはなんですが、なよたけの素性も私の素性も、露顕ところあらわしの式でも済むまでは絶対に秘密にして、誰にも知らさぬようにお願いしますぞ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)