“深山路”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みやまじ60.0%
みやまぢ40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もはや春もくれて、雲白き南信濃路に夏の眺めを賞せんものと、青年画家の一人は画筆をたずさえて、この深山路みやまじに迷いに迷い入った。
森の妖姫 (新字新仮名) / 小川未明(著)
膝を露顕あらわな素足なるに、恐ろしい深山路みやまじの霜を踏んで、あやしき神の犠牲にえく……なぜか畳は辿々たどたどしく、ものあわれに見えたのである。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
まよつた深山路みやまぢ孤屋ひとつやともしびのやうにうれしかつた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
万代よろづよに変らぬゆき深山路みやまぢ
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)