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みやまじ
ふりがな文庫
“みやまじ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
深山路
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
深山路
(逆引き)
もはや春もくれて、雲白き南信濃路に夏の眺めを賞せんものと、青年画家の一人は画筆を
携
(
たずさ
)
えて、この
深山路
(
みやまじ
)
に迷いに迷い入った。
森の妖姫
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
膝を
露顕
(
あらわ
)
な素足なるに、恐ろしい
深山路
(
みやまじ
)
の霜を踏んで、あやしき神の
犠牲
(
にえ
)
に
行
(
ゆ
)
く……なぜか畳は
辿々
(
たどたど
)
しく、ものあわれに見えたのである。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
月の
夜路
(
よみち
)
に
深山路
(
みやまじ
)
かけて、知らない他国に
徜徉
(
さまよ
)
うことはまた、来る年の
首途
(
かどで
)
にしよう。帰り風が
颯
(
さっ
)
と吹く、と
身体
(
からだ
)
も寒くなったと云う。私もしきりに胸騒ぎがする。すぐに
引返
(
ひっかえ
)
して帰ったんだよ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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