“はなみづ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洟水33.3%
鼻洟33.3%
16.7%
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あれからズーツと平次のところにゐる友吉爺やは洟水はなみづと涙とを一緒になで上げます。
阿母さんも居ない留守るすに兄をにがして遣つては、んなに阿父さんからしかられるかも知れぬ。貢さんは躊躇ためらつて鼻洟はなみづすヽつた。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
こんな風な言葉があたりから取り交はされた。久米氏の眼からは涙が流れた。鼻からははなみづが流れた。口からはよだれが流れた。美術批評家の最期は、こんなに惨めで、こんなに滑稽なものかと思はれた。