“丈高”の読み方と例文
読み方割合
たけたか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丈高たけたかき草の道などで、近きが隠れ、遠きが現われ、いわゆる身代りの隠顕いんけん出没によって、追う者の眼を惑わし惑わし逃げていたのだ。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四五日前に除隊になった寺本の喜三さんも居る。水兵服すいへいふく丈高たけたかい男を誰かと思うたら、休暇で横須賀から帰って来た萩原の忠さんであった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
そこらがまだまるっきり、丈高たけたかい草や黒い林のままだったとき、嘉十かじゅうはおじいさんたちと北上川の東から移ってきて、小さな畑を開いて、あわひえをつくっていました。
鹿踊りのはじまり (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)