“丈六”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょうろく50.0%
じようろく25.0%
ぢやうろく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金堂薬師如来こんどうやくしにょらいや、丈六じょうろくの仏像もつくった。法輪寺、中宮寺も建てた。天寿国曼荼羅てんじゅこくまんだらや、金堂釈迦如来や、脇侍像わきじぞうも、蘇我氏によって作られた。
鬚深ひげふか横面よこづら貼薬はりくすりしたる荒尾譲介あらおじようすけは既にあを酔醒ゑひさめて、煌々こうこうたる空気ラムプの前に襞襀ひだもあらぬはかまひざ丈六じようろくに組みて、接待莨せつたいたばこの葉巻をくゆしつつ意気おごそかに、打萎うちしをれたる宮と熊の敷皮をななめに差向ひたり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
尋常じんじやうな、をんなひとほどにえつけ。等身とうしんのお祖師様そしさまもござれば丈六ぢやうろく弥陀仏みだぶつさつしやる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)